Max McFerren『Sipps』(1080p)

(プレスリリース翻訳)


 デジタルのみ。12インチ盤はRub A Dubの配給により世界中の多くのストアで発売中!
 Max McFerrenが1080pで3回目(本名では初めて)の登録を行い、『Sipps』12インチにて、4曲の奇妙なアシッドとファンク調の高揚感でリスクを冒しながら人生に打ち込んでいる。ニューヨークのチャイナタウンの未来が完全に不透明な時期に制作された本作で、McFerrenはブレイクとアシッドの純粋な生態系を探求し、「take me to your dealer」タイプのエイリアンファンクの語彙を利用して、彼自身の声を未知の場所に推し進めている。
 『Sipps』はある種の調査である。彼のこれまでのMCFERRDOGテープの軽薄さと、より実生活と実名をベースにしたクラブでの言葉を統合し、自分の音楽の中で何が最も「自分」であるかを見極めようとする考えがはっきりと聞こえる。初めて地球に降り立ち、友達を作ってみて、その過程で自分について学んでいるのだ。


MCFERRDOG名義で二枚のアルバムを出した後にリリースされた12インチ。Sipp(s)とは「啜る(すする)」という意味の英語らしく、もしかしたらプレスリリースの文章のように自身をエイリアンと重ねているのかもしれない。MCFERRDOG名義での遊び心を抑え、よりダンスフロアにフォーカスしたアシッディーなテクノ。タグに「funk」と付けられているが、改めて考えればこのビヨビヨとしたアシッドなサウンドは粘るギターやベースのそれと似ているかもしれない。