Ex-Terrestrial『Paraworld』(1080p)

(プレスリリース翻訳)


 モントリオールのAdam Feingoldによる高高度を目指すメロウな新作は、昨年1080pからリリースされたカセット『Nuff Zang』に続き、チルビエントとシェイク&ブレイクを組み合わせたEx-Terrestrial名義の4トラック12インチに滑り込んでいく。
 『Paraworld』は、ミレニアル世代のダウンビートの領域と自然主義的なアンビエントIDMを回想する。水中を通過する太陽光と屈折する青い色彩の焼き付けられたヴィジョンは、00年代初頭のインストゥルメンタルの平和と安定を反映している。
 2015年の夏から初秋にかけて、Yamaha CS 1Xを中心に、Juno 60を数台使用して録音された。


Feingold名義の上品なダブテクノから打って変わってWarpのArtificial Intelligenceシリーズを思わせるようなクラシックなIDMへ。A1「Paraworld」なんかは初期のAphex Twinの未発表曲かと勘違いしそうな出来だ。スタイルを変えた一発目でこのサウンドの完成度なので、相当に優れたセンスを持っていると思われる。