Endo Kame『Music 4 Eon Green』(Beer On The Rug)

深海を思わせるジャケットとなにかが重く轟く圧迫的なオープニングが印象的な一作。全ての曲がシームレスに繋がっているミニマルテクノ作品で、例えば『fabric 36』のようなオリジナル曲のみで構成されたミックス作品のように楽しめる。馴染みのいいメロディーなどはないが、リズムやテンポの滑らかな変化で一息に全体を聴かせてしまう。特に#1~#2のアルバム導入部は非常にシンプルながらもつかみが強く、ミニマルというスタイルの強力さを実感させられる。低音が豊かな作品なのでそれなりの環境で聴いたほうが良い。