Max Tundra『Mastered by the Guy at the Exchange』(Tigerbeat6)

イギリスのアーティストの2nd。陽気でリズミカルなエレクトロポップ。初めて本格的にボーカルを導入した本作はどこを切り取ってもメロディアスで、キャッチーなフックに満ちている(そもそもシンセのビビッドな音色自体がキャッチーだ)。オープニングの「Merman」が典型で、高速で跳ね回るリズムやメロディーがいつの間にか頭に染みついている。豊富なアイデアを40分弱にパンパンに詰め込んだポップすぎる一枚。「Lights」ではボーカルの早回しも披露されており、全体として「早すぎたHyperpop」のような趣がある。