イギリスのアーティストの4作目で、Warpからのデビュー作。それまでの作品のトレードマークであった、Boards of Canada(特に3rd)の影響色濃いサイケデリックで儚げな、ひび割れたギターサウンドはそのままに、Flying LotusやPrefuse 73に通じるインスト・ヒップホップのビートを導入した意欲作。フォークのノスタルジックで長閑な空気とヒップホップの都会的な空気が混在した楽曲には不思議な味わいがある。バレアリックな感性が滲むタイトルトラックも心地いい。ジャケットのイメージ通りの爽やかな作品。