CAMERON EVERETT『Purest Realms』(Beer On The Rug)

PLAYBOYのラビットヘッドと太極図を組み合わせた奇妙なイラストが目を引く5曲入りの約15分。輪郭のぼやけたエレクトロニクスにクールなボーカルが乗っかるR&Bクラウドラップ。1080p本の読者にはMagic FadesとYoung Braisedの中間と書いて伝わるか。でなければ初期のDrake。ボーカルはどちらかといえばジェントルでヤンキー感はない。薄靄のようなアンビエンスと滑らかな質感のシンセがムーディーな空気を演出する。全体に高品質だが、コード展開に一捻りある#4「whateverthisis」に特に惹かれる。