Minimal Violence『Night Gym』(1080p)

(プレスリリース翻訳)


 バンクーバー出身のAshlee LukとLida Pのデュオ、minimal violenceによる衝動的で直感的なハードウェアハウス&テクノ。『Night Gym』に収録されている5つのトラックは都会の風景のサウンドトラックだ。質感のあるシンセ、重いキック、緻密なポリリズムが融合し、デュオ独自のアウトサイダーハウスを形成している。
 ミニマル・シンセとシカゴ・ハウスから影響を受けたというNight Gymは、ダブリンを拠点とするFirst Second LabelからのセルフタイトルのEPに続いてリリースされ、パンクとテクノの間に横たわる交差を綿密に検証している。
 2016年2月から3月にかけてデュオのホームスタジオで録音された本作では、ライブのワークフローの本能的な性質がデュオの創造的プロセスにおいて重要な役割を担っている。ハードウェア(SH-101、TR-606/505/707、Waldorf Blofeld、Juno-60、DX-21、MPC1000)に加え、Abletonで編集・操作したサンプルを使用した本作は、デュオの多様な関心と協力的な気質を示す一例である。
 NONPOROUSのグラフィックデザイナーであるKevin McCaugheyが、Night Gymのビジュアルを担当。彼はまた12インチに付属するポスターのデザインと、Boot Boys Bizで販売される限定生産のロングスリーブTシャツのスクリーンプリントも手がけている。


極端に太い音色のキック(ガバキックというらしい)が印象的な、攻撃的なテクノ。というかキック以外のサウンドも軒並み太く、一部では普通に音割れしているように見受けられる。「Night Gym」とはその名の通り夜のスポーツジムで、今作の音の太さももしかしたらそのジムのイメージからきているのかもしれない。健康のために鍛えよう。