Leyland Kirby『Eager To Tear Apart The Stars』(History Always Favours The Winners)

 抒情的なコードの響きとメロディーが美しいアンビエント作品。The Caretaker名義の作品では時間の経過(レコードに積もったチリ)を表現するために使われていたノイズが、ここでは空間の広がりを演出するために使われており、音の粒の細かさもあってまるで宇宙の、天の川のただ中にいるかのような気分にさせられる。音響に興味がある人に一度聴いてみてほしい。