2024-01-27から1日間の記事一覧

Nap『Uncharted』(1080p)

モントリオールのDaniel Rinconによる姿を掴ませないテクノ。はじめの3曲は親密でホワイトイメージなアンビエントテクノですんなりと入ってくるのだが、4曲目のゆらゆら揺れる瞑想的なトラックを過ぎると途端にアシッドで攻撃的になる。#7「Worms」ともなる…

Journeymann Trax『Smoke Tape』(1080p)

Bobby Drainoの新しい名義での新作。名に「Smoke」と付くことからわかるようにぼやけたサウンドが特徴のテクノ。「Black Forest」や「Dengue(デング熱)」といった曲名や、また後者の曲では実際に鳥の鳴き声がサンプリングされていたりと、自然を連想させる…

Seth『This Is True (Sunseth​)』(1080p)

(プレスリリース翻訳) SETHは、2012年にNYCのJames KがGobbyと始めたプロジェクト。SETHは気まぐれだ。SETHは半分自意識過剰で、2倍悪魔的。SETHは異次元で活動し、全く必要ないときに不安定なロープの橋をいくつもかけてくる。価値あるもののために時間を…

Wywy Brix『Clear Licorice』(1080p)

Maltine Recordsを思い出すようなガチャガチャとしたジャケットが目を引くが、中身はひんやりとした質感のクラシックなIDMだ。中盤以降、ジャケットのようにフリークアウトする場面も見られるが、全体としてはWarpのA.I.シリーズなんかとも並べられるような…

Keita Sano『Holding New Cards』(1080p)

(プレスリリース翻訳) 若き日をジャズと過ごし、沖縄で陶芸を学んだ「左利き」の岡山人プロデューサー、サノケイタによる、広く奇妙な異種混交ハウス&テクノの70分超大型カセット。現在、MPC、Electribe-SX、古いMTR、そして多くのエフェクターを使って音…

Feingold『Nuff Zang』(1080p)

(プレスリリース翻訳) モントリオールのプロデューサーでTemple Records所属のAdam Feingoldが、Apronからのキラー12インチに続き、『Nuff Zang』で新たな感情とテクスチャーゾーンに踏み込んできた。ダブやアンビエントの要素を取り入れ、禅へのカジュア…

Surfing『Surfing』(1080p)

(プレスリリース翻訳) NYのプロデューサー、Peter SegerstromことPortable Sunsetsによるストーナーハウスとレイジーなクリスタルテクノ。彼の新しいプロジェクトSurfingは、意味深長な飽和感と重厚なクラブサウンドを軸に、不条理さと狂気をはらんだヘビ…

Saffron『Petra I / Petra II』(1080p)

(プレスリリース翻訳) ニューヨークを拠点とするプロデューサーでテクスチャ・コレクターのSaffron(旧名Spirit Guide)は、この名義でのデビュー作となるダブルカセット『Petra I』『Petra II』で、鮮明で洗練されたハウスを通して鮮やかな背景と深いカフ…

Junior Loves, Scientific Dreamz Of U『The Dreamcode』(1080p)

(プレスリリース翻訳) 気心の知れたJunior LovesとScientific Dreamz of Uが、情熱と優しさ、そして2つのマインドの穏やかな合流によって構成されたビジョンとエネルギーの祖先の記憶「kestrel sound」への神聖なる通路を提供する。 このスプリットカセッ…

Project Pablo『I Want To Believe』(1080p)

(プレスリリース翻訳) バンクーバー出身のプロデューサー、Patrick Holland aka Project Pabloのハウスミュージックは、この秋にモントリオールに移住して初めてリリースされたデビューフルレングスで、爽やかで、ベーシックに回帰したものとなっている。 …

Friendly Chemist『Touch Of Jupiter』(1080p)

(プレスリリース翻訳) バンクーバーのアフターアワーズクラブシーンで最近注目されているFriendly Chemist aka Jean Brazeauによる、生々しく魅惑的で重厚なメロディックハードウェアダンス。彼のデビュー作『Touch of Jupiter』は、パシフィック・ノース…

MCFERRDOG『Lawd Forgive Me』(1080p)

(プレスリリース翻訳) NYのボサノバ(Bossa Nova Civic Club)の常連でチャイナタウンの住人であるMax McFerrenが、彼独特のユーフォリアとハイブリッドテクノで1080pに帰ってきた『Lawd Forgive Me』。 MCFERRDOGは、子供のような喜び、シンセサイザー、…

Neu Balance『Rubber Sole』(1080p)

(プレスリリース翻訳) バンクーバーのスタジオヘッド、Neu Balanceは、太平洋岸北西部の空気を深く吸い込み、合成的で遊び心のある、ねじれたホリスティックなハイブリッドハウスとアンビエントエレクトロニカのデビュー作を吐き出す。 『Rubber Sole』は…

Young Braised『Northern Reflections』(1080p)

(プレスリリース翻訳) ブリティッシュコロンビア州バンクーバーを拠点とするラッパーYoung Braisedの1080p第2弾『Northern Reflections』は、太平洋岸北西部にインスパイアされた36分間のヒップホップ作品で、西海岸のコラボレーターKarmellozとa i r s p …

Moon B『Lifeworld』(1080p)

(プレスリリース翻訳) Moon Bの最新作で1080pのデビュー作「Lifeworld」では、荒く刻まれた亜大陸の映画の聴覚上のモチーフがその他のゆるみと対になっている。PPUのリリースからしばらく間を置いて、Wes Grayが彼の独特な埃っぽいグルーヴィーなサンプル…

Mongo Skato『I Don't Give It』(1080p)

ニュージーランドのThomas Richardsによるフレッシュなシカゴハウス。解像度の低いジャケットイメージや変調されたボーカルサンプルからはヴェイパーウェイヴのようなイメージも沸くが、それ以外のサウンドや曲調、やや早めのテンポからはワイルドなストリー…

Magic Fades『Push Thru』(1080p)

(プレスリリース翻訳) Magic FadesことMike GrabarekとJeremy Scottによる柔らかくテクニカルな動きは、崩壊後のインターネットと、フューチャーベース/クラブ、トップ40ポップ、ドリルの間の不定形の領域をナビゲートし、R&Bへの合成的で腹話術的なアプロ…

Angel 1『Allegra Bin 1』(1080p)

(プレスリリース翻訳) ロサンゼルスを拠点とするプロデューサーAngel 1の最新のユニークな可塑性の爆発は、クラシックなアンビエント・エレクトロニカと広々としたフューチャー・クラブの理想との中間点を探求している。1080pからのデビュー作『Allegra Bi…

Dan Bodan『Soft』(1080p)

(プレスリリース翻訳) 「自分が知っていることを書くけれども、それは他人には面白いものでなければならない。だから、本当に素晴らしい作品にしたい。実話小説か、お姉さんの日記を読むような。」- Dan Bodan Dan Bodanのニューアルバム『Soft』は、ミレ…

OOBE『Digitalisea』(1080p)

(プレスリリース翻訳) トリノ在住のプロデューサー、OOBEことYari Malaspinaは、昨年Opal Tapesからリリースされたカセット『SFTCR』に続き、より明確に定義され、ユニークにデジタル化されたアンビエント・エレクトロニカへのアプローチを推し進めている。…

Babe Rainbow『Music For 1 Piano, 2 Pianos & More Pianos』(1080p)

(プレスリリース翻訳) LANDRの協力によるスペシャルリマスター版! "ポピュラー音楽に対する(Brian Enoの)最大の貢献を選ぶとしたら、ミュージシャンは何をしているのかわからないときに最高の仕事をするという考えだろう。" - Sasha Frere-Jones、Brian…

Via App『Dangerous Game』(1080p)

ニューヨークのDylan Scheerによるレフトフィールドなテクノ。作中でGobbyと共演していることから察せられるように、サウンドや曲展開にはジャンクでワイルドなところがある。#5「I Came to Win」では中盤から徐々にテンションを上げていき、やがて遠くから…

Riohv『Moondance』(1080p)

(プレスリリース翻訳) 22歳のオタワ出身のプロデューサー、RiohvことBraden Thompsonは、1080pのマントラに完璧に合致する、薄汚れたアシッドハウスと色彩豊かなハイブリッドテクノの極度にぼやけた交差点に行き着く。 ここ数ヶ月で最も明晰で豊かなサウン…

Temple Volant『Daydream Drawings』(1080p)

(プレスリリース翻訳) モントリオールのSami Blanco(以前に1080からリリースしたAT/NUの片割れ)は、『Daydream Drawings』で、最も古典的なリズミックアンビエントの理想を掘り起こした。現在イエローナイフの辺境に住んでいるTemple Volantは、Electrib…

Mark Wundercastle『Cell』(1080p)

(プレスリリース翻訳) ニュージーランド出身(現在はメルボルン在住)のMark Wundercastleによる閉所「歓喜」症テクノ。00年代初頭の未来派のヴァイブに彩られた、博識で非常にヘヴィなトラック7曲が収録されている。テック・パラノイアはテクノのダークな…

Bobo Eyes『Midnight Pearl』(1080p)

浮遊感のあるディスコ調のトラックに物憂げな女性ボーカルが乗る。トラックはかなりスカスカでサウンドもチープ、雰囲気は退廃的で、全体的にItalians Do It Betterを想起させるような作品だ。謎なのはミックスあるいはマスタリングで、いまいちどの音に注目…

Gobby『Wallet & Cellphone』(1080p)

(プレスリリース翻訳) クラブとアンチ・クラブという仮説の狭間で、フリークアウトしたスイートスポットの最も重要な居住者の一人による、メロディックでふざけたテクノの相互作用が、特にまとまりのある形で表現された作品だ。Gobbyの、あらゆるものを奇…

Tlaotlon『Ektomists』(1080p)

あまりに音楽性が謎のためなにを書いたらいいかわからん……ということで、実はここの文章は(薄い本の)一番最後に書いています。楽曲がなにを志向しているのかがわからない。踊らせるわけでも盛り上げるわけでもチルするわけでもない。ただ一定のリズムに乗…

ATM『Xerox』(1080p)

(プレスリリース翻訳) ミドルズブラからニューヨークへ、1080pの最初の契約者であるPerfume AdvertとM/Mのメールのやりとり。それぞれのフォギー/ブロークンダウン・ハウスをブレンドしたディープグルーヴは非常にヘビーでハイブリッドな体験だ。 なぜか非…

Khotin『Hello World』(1080p)

(プレスリリース翻訳) エドモントン出身のDylan Khotin-Footeによる明るく繊細なデイドリームハウス。Khotin名義での1080pデビュー作は、ベッドルームに近いゾーンとクラブ向けのグルーヴの中間に位置している。 2年前に初めてハウスとテクノの実験に着手…